2020年東京オリンピックについて

さて、はりすです。

日本人です。

中小企業で経営企画を担当しています。

 

最近、仕事でイライラすることが増えてきたので、イライラの原因はなんだろうかと考えてみました。

 

仕事自体は順調です。

役員連中のワガママにも馴れました。

プライベートにも問題ありません。

まあ、強いていえば、4ヵ月前から始めたダイエットの成果がちょっとペースダウンしてきた位でしょうか。

 

で、ふと目にしたニュースで「これだ!」と思い至った次第です。

 

それが、「2020年東京オリンピック」です。

 

私は、人生何度目かのダイエットに挑んでいるくらいですからスポーツはおろか、運動はほとんどしません。しかし、オリンピックを観るのは大好きです。

開会式の華やかな演出。

4年に一度、この日のために過酷な練習を重ねて準備万端の肉体。

常人には計り知れない極限の緊張感。

 

毎年開かれるスポーツイベントにはない、格別の面白さが満載です。

 

そのオリンピックが日本で、東京で開催されるのが決まったときのうれしさといったら!

 

ところが、最近のオリンピック関連のニュースは全てネガティブなものばかりです。

新国立競技場の建設費問題、JSCビル新築移転問題、オリンピックエンブレムのデザインパクリ問題と実に様々な問題が噴出しています。

 

既にご承知のように、オリンピックを開催するためには巨額の経費がかかります。もちろん、スポンサーからの収入やチケットの売上等の収入はありますが、基本的にこれらの収入は大会開催の為に使用されます。

会場などのインフラ整備は、税金やスポーツ振興くじのお金で賄われます。

今度の東京オリンピックでは、国と都の税金が使われます。

 

私がイライラしているのは、ココです。

税金を使うということ。

 

新国立競技場の建設費問題で世の中が大騒ぎしていた頃、東京オリンピックの実質的な親分である森喜朗さんが「国がたった2500億円も出せなかったのかね」と発言したあたりから、私のイライラが始まっていたようです。

http://biz-journal.jp/i/2015/07/post_10797_entry.html

 

これも皆さんご承知のとおり、民家企業では経営に使える予算は予め決まっています。官公庁も予算は決まっています。

しかし、民家企業は自社業績(とくに利益)に基づいて決めるため、赤字決算を承知で予算を決めることは稀です。

反対に官公庁には利益という概念がありませんから、それぞれのセクションが成績をあげるために予算を獲得します。もちろん、予算削減は考えなければなりませんが、不要不急な予算削減は徹底されていません。

私は経営企画担当として、会社全体の予算組みやチェックもやっていますが、そりゃあもう!爪に灯をともすっていうんですかね?まさに血のにじむ努力をしています。

 

さて、話を東京オリンピックに戻しましょう。

私は、東京オリンピック開催の為に必要なインフラ整備の予算が、どれほど慎重かつ真剣に検討され、承認されたのだろうかと憤慨していたのです。

たしかにオリンピックには国威発揚の意味があるでしょうし、国家プロジェクトです。

だからといって、何でもありではありません。

新国立競技場の建設費負担についての文科省と東京都とのやりとりがありましたが、国家プロジェクトなのに予算が曖昧ってどういうこと?

インフラ整備なのに責任者が曖昧ってどういうこと?

こんなにいい加減な仕事で醜態を海外にさらしておいて国威発揚?

 

普通の民家企業なら担当者はクビです。

下手したら企業も倒産です。

 

私は東京オリンピックの開催にワクワクしています。

だからこそ、この一連のゴタゴタにイライラしているんです。

そのイライラからブログを始めました。

たまにはイライラ以外のネタも書こうと思います。